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# 3.8.5 モデルをETABSにエクスポート (.e2k)

Karamba3Dは、構造モデルを**ETABS**で使用される`.e2k`テキスト形式にエクスポートできます。エクスポート後、`.e2k`ファイルをETABSにインポートすることで、構造解析、規格チェック、詳細設計のワークフローを続行できます。

<figure><img src="https://147116332-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2Fz9HWyQapP9tu9mJjh5O9%2Fuploads%2Fgit-blob-cce1bb629d293ecc4c757ebc281e506572357f97%2FExporter_e2k_Component.png?alt=media" alt=""><figcaption><p>図 3.8.5.1: ユーザー定義の階 (storey) を持つETABSエクスポートコンポーネント。</p></figcaption></figure>

### 入力

標準のエクスポートコンポーネントの入力に加えて、**e2k Exporter**には2つの追加入力があります。

* **Names**\
  **Elevations**入力で定義された標高に関連付けられる階の名前を指定します。
* **Elevations** (*Elev*)\
  参照となる階が生成される鉛直方向の位置を定義します。

**Names**と**Elevations**の入力は、同じ数の要素を含んでいる必要があります。リストの長さが異なる場合、コンポーネントは入力を受け付けません。

### 概要

`.e2k`は、ETABSモデルの内部データ構造を表形式かつ階層的なレイアウトで記述するプレーンテキスト形式であり、上から下へ厳密に解析されます。

```shellscript
$ POINT COORDINATES
  POINT "1" 0 -2,5
  POINT "2" 0 0

$ LINE CONNECTIVITIES
  LINE  "C1"  COLUMN  "2"  "2"  1
```

ETABSは階の定義を用いて点座標を参照します。そのためエクスポート機能は、インポートされるすべてのオブジェクトを正しく配置するために、有効な階のレイアウトを必要とします。

デフォルトでは、エクスポート機能は処理中に検出されたモデル要素に基づいて階の定義を自動生成します。これにより、ETABS内で過剰な数の階が作成される場合があります。この動作を制御するには、**Elevations**と**Names**の入力を使用して、階のレベルとそのラベルを明示的に定義できます。

図 3.8.5.1で与えられた入力に対して生成される「$ STORIES」出力:

```shellscript
$ STORIES - IN SEQUENCE FROM TOP
  STORY "Level1"  HEIGHT 5  MASTERSTORY "Yes"
  STORY "Base"  ELEV 0
```

ユーザー定義の階のセットが不完全な場合(例えばモデルの鉛直方向の範囲全体をカバーしていない場合)、エクスポート機能は、結果として得られるETABSモデルが有効であり続けるように、必要に応じて上または下に階を自動的に追加します。

エクスポート機能は、Karamba3Dのオブジェクトを対応するETABSのエンティティに次のように変換します。

| Karamba3D | ETABSでの対応                                                |
| --------- | -------------------------------------------------------- |
| 支点        | 点拘束(節点に割り当て)                                             |
| 梁要素       | フレーム要素。向きに基づいて自動的に分類されます                                 |
| シェル要素     | エリア要素。平面シェルはネイティブなサーフェスとしてインポートされ、曲線(円弧、ベジェ、円)エッジは保持されます |
| 梁ジョイント    | 対応するフレーム要素に適用される端部リリース                                   |
| 材料        | 材料の定義とプロパティ                                              |
| ばね        | ホスト要素に割り当てられる線ばねのプロパティ                                   |
| 点荷重       | 節点の力とモーメント                                               |
| 強制変位      | 地盤(支点)変位                                                 |
| 要素荷重      | ホスト要素の種類に応じたフレーム荷重またはエリア荷重                               |
| 荷重ケース     | 荷重パターンと荷重ケース                                             |
| 荷重組み合わせ   | 荷重の組み合わせ                                                 |

#### 制限事項

* **非平面シェルはサポートされていません**\
  Karamba3DはシェルをネイティブなETABSのエリアオブジェクトとしてエクスポートしようとします。これを成功させるには、メッシュ (Mesh) に対応する基礎となるBrep表現が利用可能である必要があります(「[3.9.1 Mesh Breps](/jp/3-konpnentorifarensu/3.8-utilities/3.8.1-mesh-breps.md)」を参照)。エクスポート機能が基礎となるBrepを持たないメッシュや非平面のジオメトリを検出した場合、ETABSは曲面をサポートしていないため、その要素はエクスポートできません。
* **梁断面の制限**\
  現在サポートされているのはI形、T形、ボックス、台形、円形のプロファイルのみです。それ以外の断面タイプはすべて無視され、警告として報告されます。
* **可変シェル厚**\
  メンブレン要素の可変厚の定義はETABSではサポートされていません。
* **メッシュ荷重はエクスポートされません**\
  メッシュベースの荷重は、エクスポート前に等価な点荷重に変換するか、インポート後にETABS内で直接適用する必要があります。
* **鉛直方向の開口(例:窓)**\
  鉛直シェル要素の開口は完全にはサポートされておらず、正確に転送されない場合があります。
